新潟アルビレックスBBが今季ワーストを更新する5連敗に沈んだ。東地区首位の栃木ブレックスに力の差を見せつけられ、70-89の完敗。借金も今季ワーストの4と、チャンピオンシップ進出が遠のき始めた。

 新潟はセンターのクリント・チャップマン(28)が両軍通じて最多の30得点を挙げるも、第2、第3クオーター(Q)で突き放され、第4Qを前に絶望的な23点リードを許した。庄司和広監督(42)は「第2Qはディフェンスの部分でゾーンとマンツーマンのコミュニケーションが取れず、セカンドチャンスを相手に与えて劣勢になった」と悔やんだ。

 5試合ぶりに先発した遥天翼(28)は7得点に加え、3スティールと3ブロックショットと守備でも奮闘。「やってやろうという強い気持ちを持っていた。自分の良さは少し出せたと思う。栃木にどう勝つかということを考えて、チームで戦いたい」と、今日12日の第2戦で一矢を報いるつもりだ。