大阪が前回準優勝の長崎を、63-52で破って悲願の初優勝を果たした。

 大阪は第1Qを18-11としてリズムをつかむと、エース西村香凛(大阪薫英女学院中2年)がゴール下で粘り、その後も得点を重ねた。「リバウンドが取れた。自分がセンターで1人しかいないので、誰にも負けないように頑張った」と、西村は胸を張った。

 兵庫・尼崎市立明城小6年でのミニバスケットに続く2度目の全国制覇を果たした西村。「この後は全中(全国中学)で勝ち、高校に進んでも全国優勝したい」と、声を弾ませた。

 18年前の第12回大会で大阪準Vメンバーだった市川藤乃コーチは「自分の2位を超えられてうれしい。ディフェンス、ルーズボール、リバウンドをしっかりできた。西村のインサイドのプレーが良かったが、誰を出しても頑張ってくれた。チーム全員で勝てた」と笑顔だった。