住宅メーカーの木下工務店などを傘下とする木下グループは27日、卓球部の創部と、新練習場の川崎練習場(川崎市)を披露した。卓球部には3月から契約を結んだリオ五輪男子シングルス銅メダルの水谷隼(28)世界選手権男子シングルスでベスト8に入った14歳の張本智和ら、世界ランク20位以内が4人の豪華メンバーが集結した。

 さらに木下グループは、世界選手権女子シングルス銅メダルの平野美宇(17)とのスポンサー契約、張本の妹で、天才少女の呼び名が高い美和(9)とも所属契約を結んだ。

 数億円をかけた練習場も豪華だ。東京五輪、世界選手権で使用される4種類の卓球台を用意。国際大会と同じ照明、マットも整えた。卓球場にはトレーニング、マッサージ、シャワー、浴室も完備。疲労回復に有効な酸素カプセルは10人用に特注してトレーニング室に置いた。

 豪華メンバーに、豪華な環境。卓球部の主将でもある水谷は「質の高い練習ができることは、結果につながる。3年後の東京五輪は、この中から代表が選ばれ、メダルを取ることが、僕の夢です」と、東京五輪メダル量産で、木下グループに恩返しする決意だ。なお、木下グループは来秋開幕予定の新リーグ、Tリーグへの参戦も決めている。