日大アメリカンフットボール部の父母会は24日、都内で緊急理事会を開催した。終了後、会長と副会長が匿名と顔出しを控えた上で会見した。

 23日の内田前監督、井上前コーチの会見を見て、危機感を覚えたという。選手側から指示があったとの報告を受けていると明かし、会長は「個人としては宮川選手の発言が正しいと思う」と述べた。まだ大学側からの説明はない。今後、申し入れをする意向を示しながら「大学の対応には憤りを覚えました。任せていられない」と不信感を隠さなかった。

 宮川選手は競技をやめる考えを示しているが、会長は「彼が戻って来られるような環境をつくってあげたい」と話した。今後は代理人を立てながら、具体的なサポート案を議論していく。選手側も今後、自分たちの声を発表する意向という。「理解して欲しい」と訴えた。