早田ひな(18=日本生命)が「金星」を挙げ、ベスト8に進出した。

4度の優勝経験がある石川佳純(全農)に4-1で勝利。ダブルスは強い一方、シングルスに課題を残しており、20年東京五輪の選考へ意味ある1勝となった。石川がベスト8に進めなかったのは06年以来13年ぶり。昨年準Vの平野美宇(日本生命)も5回戦で敗れ、波乱が続いた。男子シングルスは昨年王者の張本智和(エリートアカデミー)が8強に駒を進めた。

女子シングルスで優勝候補が準々決勝を前に姿を消した。17年大会で優勝した平野は4歳下の木原に1-4で敗れた。「自分の実力であれば決勝進出や優勝もできる組み合わせだったが、自分で崩れてしまった」と悔やんだ。

早田に敗れた過去4度優勝の石川は「(早田に)7ゲーム制の試合で負けた記憶がない」と少し涙を浮かべた。「ひなちゃんのバックに押されて自分の思っているバックのスピードが出なかった」と肩を落とした。