別府大分毎日マラソンの大会事務局は23日、来年2月7日に予定していた第70回大会を、1年延期すると発表した。

新型コロナウイルスの収束の見通しがつかず、選手や関係者の「感染防止を徹底できないこと」などが理由。新たな日程は22年2月6日。大会の開催見送りは、52年の第1回の大会以来、初となる。

男子は世界大会の代表選考対象レースとなる年もある同マラソンは、過去に谷口浩美や森下広一が初マラソン初優勝を飾るなど「新人の登竜門」と呼ばれることもある。今年2月の大会でも当時、青学大4年の吉田祐也(23=GMO)が日本勢最高の3位で、初マラソンとしては日本歴代2位となる2時間8分30秒を出した。