北京五輪柔道男子100キロ超級金メダリストの石井慧(国士舘大)は5日、プロ格闘家転向の決意を固めたという一部報道に対し、世界団体選手権が行われた東京武道館で「言っていない。プロになる気はないです」と否定した。

 日本男子の斉藤仁監督は「本人から何も聞いていない」とした上で「己が決める人生。本人のみぞ知る。自分が反対できるところじゃない」と話した。国士舘大の山内直人監督は「どこからそういう話が出たのか」と困惑気味に話した。

 石井は同選手権にエントリーしていたが、股(こ)関節痛で出場しなかった。