2008年シーズンの売上総額が史上最高の約950億円に達したサッカーくじの好況を背景に、09年度から国内ドーピング検査がサッカーくじの助成事業に原則一本化される方向であることが6日、分かった。日本アンチ・ドーピング機構(JADA)と文部科学省が8日に各スポーツ競技団体に対して説明会を実施する。

 関係者によると、06年度から08年度のドーピング検査はサッカーくじの助成金減額の影響もあり、文科省の委託事業を主体に実施されてきた。助成金が増額される09年度はJADAから2、3億円が要望される見込みだ。「ビッグ」効果で09年度のスポーツ界への助成財源は65億円が確保され、さらに増える予定。