日本水泳連盟は20日、都内で会見し、競泳の世界選手権(7月26日開幕、ローマ)の日本代表37人を発表した。19日まで行われた日本選手権の結果、同連盟が定める派遣標準記録を突破し、各種目2位以内となった選手を最優先に選んだ。北京五輪男子200メートルバタフライ銅メダリストの松田丈志や、同200メートル背泳ぎ5位の入江陵介らの代表入りが正式決定した。

 同代表の平井ヘッドコーチは「世界ランク3位以上に相当する、派遣標準記録Sを突破したのが5人。それに北京のメダリストの松田選手を加えた6人のうち、半分の3個以上のメダルが目標。ただ、1人が3個ではなく、複数の選手に取ってもらいたい。複数のエース選手を出したい」と、期待を込めて話した。日本選手権で女子背泳ぎ3冠に輝いた寺川綾は「やるべきところで結果を出したい。ただの速い選手では終わりたくない」と、メダル獲得を目標に掲げた。