昨夏の北京五輪で史上初の8冠に輝いた競泳男子のマイケル・フェルプス(米国)が15日、米ノースカロライナ州シャーロットの国内大会で五輪以来の復帰戦に臨み、200メートル自由形で1分46秒02、100メートルバタフライは51秒72でともに大会新記録をマークして優勝した。

 フェルプスは2月に大麻吸引疑惑で米国水連から3カ月の出場停止処分を受け、今月5日に処分が解けていた。

 フェルプスは2004年型の古いモデルの水着で1時間足らずの間に2レースの決勝に出場。ともに3年前に自らマークした大会記録を更新し「非常にうれしい。練習がうまくいっている」と満足感を漂わせた。