2016年の夏季五輪開催地に立候補しているマドリードのルイスガジャルドン市長は2日、マドリードで記者会見し、国際オリンピック委員会(IOC)の評価報告書について「寛大な評価をしてもらった」と満足感を表明した。

 同市長はマドリードの強みについて「市民の支持が(候補4都市中)ナンバーワンであること、競技施設33カ所のうち23カ所が既に完成していること」の2点を強調。大会運営への理解度やドーピング規定などで示された懸念については「来週にも、IOCに説明したい」とした。

 これからの展開には「4都市とも開催条件を備えていると思うが、マドリードが開催地に選ばれるよう全力を挙げて戦う」と、10月のIOC総会に強い意欲を示した。