<ショートトラック:全日本距離別選手権>◇初日◇5日◇山梨県小瀬スポーツ公園アイスアリーナ

 来年のバンクーバー五輪代表第1次選考会を兼ねて行われ、女子は桜井美馬(20=早大)が500、1500メートルともに制し、2冠に輝いた。先に行われた1500メートルの予選と準決勝は、後方で待機して終盤に逆転。逆に決勝では先行して逃げ切るなど、さまざまなレース展開を披露して強さを見せつけた。500メートル決勝は、一瞬のすきをついてインから終盤に逆転して、両種目とも初優勝を飾った。桜井は「去年と比べると心も体も強くなった」と、成長を実感していた。

 また男子500メートルは吉沢純平(とらふぐ亭)が初優勝、同1500メートルは角張文彦(サンコー)が2連覇を果たした。