<体操:世界選手権>◇16日◇ロンドン

 2012年ロンドン五輪会場となるO2(オーツー)アリーナで女子個人総合決勝を行い、予選を7位で通過した17歳の鶴見虹子(朝日生命ク)が持ち味の美しい演技で4種目をほぼノーミスにまとめ、合計57・175点で銅メダルを獲得した。

 五輪、世界選手権を通じて日本の女子が個人総合で表彰台に上がるのは、1966年世界選手権で3位となった池田敬子以来で、43年ぶり史上2人目。

 2度目の世界選手権だった鶴見は得意の段違い平行棒で15・050点、平均台で14・800点を出すなど4種目すべてで予選の得点を上回った。

 初出場の17歳、ブリジット・スローン(米国)が合計57・825点で優勝し、2位はレベッカ・ブロス(米国)。上村美揮(朝日生命ク)は合計51・075点で22位だった。