米女子プロバスケットボールWNBAのタルサは10日、2000年シドニー五輪で3個の金メダルを獲得しながら、07年にドーピング違反を認めて現役引退した元陸上選手のマリオン・ジョーンズ(34=米国)と契約したと発表した。

 失格処分となり、メダルを返上した同選手は薬物使用にかかわる偽証罪などでの収監を終え、昨秋からトレーニングを重ねてきた。「いわゆる新人ではないけど、そのエネルギーは持っている。世界最高のアスリートたちと戦うのが楽しみ。興奮している」と話した。

 ジョーンズは米ノースカロライナ大にバスケットボールの奨学金で進学し、1994年の全米大学選手権優勝にも貢献した。03年には、WNBAのフェニックスからドラフト指名を受けたことがある。