日本スケート連盟は31日の理事会で、フィギュアスケートの浅田真央(中京大)が武器とするトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)などの難しい技に対してボーナス得点を与えるよう、6月の国際スケート連盟(ISU)総会にルール改正を提案することを決めた。

 現行のルールでも、特別な新技に対してはほかに同じ技を成功させる選手が現れるまでの間、2点のボーナスを与えるとの規定があり、高橋大輔(関大大学院)が練習中の4回転フリップを来季成功させれば対象になるとみられる。

 日本連盟の提案は、浅田の3回転半のように過去に成功した選手がいる技でも難度が高ければボーナスの対象にするべきとしており、吉岡伸彦強化部長は「非常に難しい技術に対し、スポーツである以上、ルールで奨励するために変えたらどうかということ」と説明した。