フィギュアスケートのドリーム・オン・アイスが6月25日、新横浜スケートセンターで行われ、世界選手権王者の高橋大輔らが出場した。高橋はバンクーバー五輪で表彰台争いをし、今年3月に引退表明したステファン・ランビエール氏(スイス)に振り付けをしてもらったエキシビション用のプログラムを披露。ランビエール氏にはショートプログラム(SP)用プログラムもつくってもらったという。「ランビエール独特の動きがたくさん入っている。自分の不得意なところも取り入れた。戦ってきた選手と一緒にやるっていうのも面白い」。

 同時に、SPはシェイ・リーン・ボーン氏に頼んだプログラムもあり、2種類用意したという。「もしかしたら来年やめてしまうかもしれない。現役のうちにやってもらいたい人に頼みたいと思って」。連覇のかかる11年3月の世界選手権は東京開催とあって、そのためにひざの手術も先送りした。万全の準備で新シーズンを迎えたい思いを語っていた。