<女子テニス:東レ・パンパシフィック・オープン>◇4日目◇29日◇東京・有明テニスの森公園

 世界67位のクルム伊達公子(40=エステティックTBC)が、ついに力尽きた。全仏女王で同8位のフランチェスカ・スキアボーネ(30=イタリア)に3-6、3-6のストレートで敗れ、ベスト8進出はならなかった。

 クルム伊達は、滑り出しから一気に畳み掛け、第1セットで2-0にできるポイントを3本連続でつかんだ。しかし、それを逃すと5ゲームを連続で失い、主導権を奪われた。第2セットも3オールまで粘ったが「疲れた。最後は何もできなくなった」と、突き放された。

 しかし、40歳の誕生日を挟みながらの地元での快進撃に「できるすべてのことはやった。多くの声援でエネルギーをもらった」と、胸を張った。次戦は2日開幕の中国オープンだ。