競泳男子100メートル、200メートル背泳ぎに世界記録を持つアーロン・ピアソル(米国)が引退を決意したと、テキサス州の地元紙ステーツマン(電子版)が3日、報じた。来年のロンドン五輪にも出場しないとしている。

 ピアソルは同紙に対し「27歳の自分にとって引退は不似合いな言葉だが、競技を続けるために必要な110%の力を注げなくなった」と語った。

 ピアソルは2004年アテネ五輪の競泳男子背泳ぎで個人種目2冠を獲得し、08年北京五輪でも100メートルで金メダルを獲得した。09年世界選手権では200メートルで入江陵介を退け、世界新記録で優勝した。ロンドン五輪でも日本勢の強力なライバルになるとみられていた。