9月に開幕するラグビーのワールドカップ(W杯)ニュージーランド大会に出場する日本代表は30日、アジア5カ国対抗の香港戦で今シーズン初戦を迎える。4連覇の懸かる大会に向け、29日は雨の中でサイン攻撃を確認するなど最終調整をした。

 練習後の公式記者会見で、菊谷崇主将(トヨタ自動車)は「東日本大震災で大変な状況の中、大会に参加させていただいて感謝している」と神妙な表情で話した。「香港の日本食レストランでも風評被害があるそうだが、輸出食材の安全性は確認されているので大丈夫」と地元メディアに英語でアピールもした。

 日本協会によると、香港との対戦成績は通算15勝4敗。国際ラグビーボード(IRB)の最新世界ランキングで、日本が13位で香港は32位。