国際オリンピック委員会(IOC)のロゲ会長は2日、第9回スポーツと環境世界会議が開かれたドーハで記者会見し、来年のロンドン五輪の開閉会式で花火を使用した場合の環境への影響を調査していることを明らかにした。

 花火の使用には昨年10月、環境に配慮して中止すべきだとの意見が出ていた。ロゲ会長は「二酸化炭素の排出量を調べている。その結果を受け、花火の重要度を検討する」と説明した。

 80以上の国内オリンピック委員会が参加した同会議は、若者に環境問題の大切さを教育することなどを盛り込んだ「ドーハ宣言」を採択した。