2018年冬季五輪開催を目指す平昌(韓国)ミュンヘン(ドイツ)アヌシー(フランス)の3都市による国際オリンピック委員会(IOC)委員への招致プレゼンテーションが18日、スイスのローザンヌで報道陣に非公開で行われた。

 終盤を迎えた招致レースでややリードしているとされる平昌は、バンクーバー五輪フィギュアスケート女子金メダルの金妍児(20)が登壇。「五輪よりも緊張した。少しミスがあったけど満足できた」と話した。

 史上初の夏冬開催を目指すミュンヘンは、フィギュアスケート元五輪女王のカタリナ・ビット招致委員会会長らが、懸案だったスキー会場予定地の土地問題が17日に解決したことを説明した。アヌシーは冬季競技の伝統をアピールした。

 ロゲIOC会長は「非常に接戦だ。3都市に大きな差はない」と語った。開催都市は7月6日のIOC総会(ダーバン=南アフリカ)で決まる。