<競泳:招待記録会>◇26日◇米カリフォルニア州ミッションビエホ

 世界選手権に向けた最後の調整レースを終え、北島康介(日本コカ・コーラ)はスピード不足を強く実感したという。優勝すればロンドン五輪代表が決定する本番に向け「順調ではない。残り1カ月は短い。2秒は上げなくちゃいけない」と気持ちを入れ直した。

 肩や膝に不安を抱えるだけに、スプリント力が試される100メートルでも「うまくまとめた感じ」と力を抑えた泳ぎになった。ただ、今大会を視察した日本水連の上野競泳委員長は「心配だった脚は復調している。安心した。世界選手権にはきっちり合わせるはず」と期待した。