オーストラリアで16日スタートした約3000キロにわたり大陸を縦断する世界最大級のソーラーカーレース「ワールド・ソーラー・チャレンジ」で、東海大のチームが20日午後2時(日本時間同午後零時半)すぎ、トップでゴールした。審査でルール違反などの問題がなければ、2009年の前回大会に続く2連覇が確定する。

 大会は、北部ダーウィンから南部アデレードまで太陽光を動力源とした車で走りタイムを競った。今回は米国や欧州、アジアなど20カ国・地域から37チームが参加。コースの長さや参加国数などは、ソーラーカーレースとしては世界最大クラスとされる。

 日本からはほかに、兵庫県の芦屋大と、沖縄県立南部工業高の生徒らを中心としたチームも出場している。

 パナソニック製の「HIT太陽電池」を使用した東海大は序盤からリードを保った。車体の軽量化を図るなど、連覇に向けて工夫を凝らして臨んだ。