フィギュアスケートのグランプリ・ファイナルは7日、カナダ・ケベックの本番会場で公式練習を行った。

 本番リンクで初滑りした高橋大輔(25=関大大学院)はまずまずの手応えを得ていた。「結構好きな氷。感触はかなり良かった」とうなずいた。

 この日は片手こそついたものの、4回転トーループで1度、着氷した。公式練習初日に決めたのは久々で「自分でもびっくり。でも、僕のトーループはすぐに消えるので、何とも言えないですけど」と笑った。

 今季はショートプログラム(SP)から4回転ジャンプを跳ぶ選手が増えて、例年にないハイレベルな争い。「ほかのジャンプができてからの話ですが、お互いにパーフェクトな演技をしたときに、4回転がないと優勝できない。今回はSPで跳ぼうと思っている」と、SPで4回転に挑戦することを示唆した。