全日本テコンドー協会がサッカーくじの助成金で制度の趣旨から外れた取り扱いを指摘された問題を受け、くじを運営する日本スポーツ振興センターは２６日、同協会の金原昇会長らから聞き取り調査をした。

　同センターによると、助成制度を利用して報酬を支払われた元幹部の勤務実態や協会に寄付をした経緯について直接事情を聴いた。金原会長は質問内容などについて「現時点ではコメントは差し控えたい」と述べた。

　現在は日本オリンピック委員会（ＪＯＣ）理事になっている元幹部は、寄付を前提にした助成申請については一貫して否定している。