柔道男子のロンドン五輪代表候補らが14日、東京・味の素ナショナルトレーニングセンターで強化合宿を公開。故障で調整が遅れ、別メニューで調整した73キロ級の秋本啓之(了徳寺学園職)と66キロ級の海老沼匡(明大)が復活を期した。

 一昨年の世界王者、秋本は合宿初日の12日に柔道着での稽古を再開したばかり。当面は軽い打ち込み程度にとどめ、実戦を想定した本格的な乱取りは4月以降になるという。5月の最終選考会に向け「ピークをしっかり合わせたい。自分が五輪に出るんだという強い気持ちがある」と言い切った。

 昨年の世界選手権覇者、海老沼は我慢を強調。「動かないことが一番の治療。焦っても何も変わらない」と冷静だった。