<競泳:日本選手権>◇5日目◇6日◇東京辰巳国際水泳場

 女子200メートル平泳ぎで、15歳の渡部香生子(JSS立石)が順当に決勝に駒を進めた。準決勝1組を4コースで泳ぎ、前半の折り返しは1分11秒04の5番手通過だが、持ち前の後半の強さを発揮し、そこから一気にまくって2分24秒88のトップでゴール。全体でも鈴木(2分24秒56)に次ぐ2位となった。落ち着いた表情で「前半遅れても後半が得意なので、後半がんばるように泳いだ。明日は前半から飛ばして、鈴木さんに置いていかれないようにしたい」。決勝でも派遣標準記録の2分25秒38のクリアは問題なく、五輪切符が現実味を帯びてきた。