日本体操協会が初の試みとなる「大反省会」を開く。31日に都内で常務理事会を開き、16年リオデジャネイロ五輪への基本戦略策定を目的とした徹底検証を行うことを決めた。

 会長、副会長、専務理事が話を聞く関係者は200人。強化本部長はもとより、選手の所属先のコーチ、有識者(ジャーナリスト、マスコミ関係者ら)、選手、選手の保護者らが含まれている。

 さらに9月8日から同月末まで、同協会のホームページで「体操ニッポン、飛躍に向けて」と題するご意見承りBOXも開設。一般の人も参加・共有型企画で広く意見を募る。

 渡辺守成専務理事は「今回の結果に満足してはいないです。今までと同じことをやっていたら、リオ(五輪)ではメダルなしも十分考えられるという危機感を持っている。抜本的改革を早急にやっていきたい」と述べた。

 ロンドン五輪では内村航平(23=コナミ)が男子個人総合で28年ぶりの金メダル、種目別床でも銀メダルを獲得。男子団体総合では銀メダルを獲得している。