日本人で初めてラグビーの世界最高峰リーグ「スーパーラグビー」でプレーすることが決まった27歳のSH田中史朗(パナソニック)が30日、オタゴ州代表の主力として活躍したニュージーランドから成田空港に帰国し「素直にうれしい。世界に日本人の可能性を示したい」と意気込みを語った。

 スーパーラグビーにはニュージーランド、オーストラリア、南アフリカの南半球3カ国各地に拠点を置く15チームが参加。ハイランダーズ(ニュージーランド)に入団する田中は「負けていても相手の隙を突けば勝てるラグビーができるようになった」と今夏の挑戦を振り返った。

 166センチ、75キロと小柄ながら素早い球さばきが評価され「僕の体でも世界でラグビーができることを伝えたい。一試合でも多く出たい」と話した。欧州遠征する日本代表の合宿に11月1日から参加する予定。