パナソニックは31日、女子のバドミントン部と男子のバスケットボール部を今季終了後に休部することを正式に発表した。野球部、男子バレーボール部、ラグビー部の活動は継続する。

 業績悪化に伴う経営合理化の一環で、鍛治舎巧専務役員は「企業スポーツのあり方を多面的に検討した。二つの部の復活は当面考えていない」と説明した。

 バドミントン部は子会社化した三洋電機が1980年に創部し、北京五輪女子ダブルス5位の小椋久美子、潮田玲子組など五輪選手を多数輩出。バスケットボール部は創部から60年の歴史があり、日本リーグを13度制覇した。

 鍛治舎専務役員は「選手のセカンドキャリアは保証する」と明言したが、スポンサーを探してチームごと譲渡するのか、個別に移籍先を探すのかは決まっていない。