経済同友会は28日、東京都内で新年会員懇談会を開き、東京が招致を目指す20年夏季五輪をテーマに講演した日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長が「このチャンスを逃したら日本に五輪が来るのは難しい。ぜひ勝ち取りたい」と決意を表明した。

 招致委員会理事長を務める同会長は「次の24年五輪はパリや米国、南アフリカが出てくる。28年はインドやマレーシアなど新興国も狙ってくる」と世界の情勢を説明した。

 84年ロサンゼルス五輪柔道男子無差別級金メダルの山下泰裕氏も講演し「五輪で子どもに夢や感動を届けたい」と課題の支持率アップに協力を呼び掛けた。