全日本柔道連盟は30日、東京都文京区の講道館で国際委員会を開き、世界選手権リオデジャネイロ大会女子63キロ級金メダルのイスラエル選手が道着の裾で相手の首を絞めた行為を禁止技にするよう国際柔道連盟(IJF)に要望することを決めた。

 イスラエル選手は阿部香菜(三井住友海上)との準決勝に続き決勝も変形の片羽絞めで一本勝ち。細川伸二委員長は「あまりに危険で指導に相当する」と話した。

 男子66キロ級決勝で海老沼匡(パーク24)が脇固めを受けながら見逃された件で、当該主審から「反則だった」との謝罪があったことも報告された。脚取りの即反則負けを防御時に緩和するなど新ルールの見直しを含め、10月下旬のIJF会合に向けて提出する。