フリースタイルスキー・モーグルのW杯猪苗代大会(3月1、2日=福島)に向けた公式練習が2月28日、会場のホテルリステル猪苗代で行われた。

 ソチ五輪で4位だった上村愛子(34=北野建設)は第2エアの着地で転倒し、腰と背中を強打した。試合については「ジャンプも、通しの練習も滑れてないですが、しっかり試合に合わせられたらいい」と会見で話した。

 猪苗代町出身の男子、遠藤尚(23=忍建設)は、ソチ五輪では15位。既に18年平昌五輪を見据え「僕の中では次の五輪に向けた最初の大会。次の4年で自分がどうありたいかを確認しながら滑りたい」と話した。

 W杯会場のリステルに所属するソチ五輪代表の星野純子(24)は、ホームで上位進出を目指す。普段は社員として、温泉施設の受付など業務をこなしながら、練習を積んでいる。「地元の小中学生も試合に招待されているので、子どもたちにスキーやモーグルの楽しさを伝えたい。決勝に進出して結果もほしい」と笑顔だった。

 試合は3月1日にモーグル、2日にデュアルモーグルが行われる。男女ともソチ五輪のメダリストがそろう。