選手目線の大会運営に欠かせない五輪、パラリンピック経験者も理事に名を連ねた。陸上男子ハンマー投げの室伏広治は「アスリートとしての立場から成功に向けて尽力したい」と抱負を述べた。

 体操女子でロンドン五輪に出場し、昨年末に引退した田中理恵さん(26)はただ1人の20代。元女性アスリートとして、若手として、担う役割は大きくなりそうだ。「選手村をどう過ごしやすくするかなど意見を出し合いたい。最高の舞台にするために頑張る」と意気込んだ。

 パラリンピアンからは競泳女子の成田真由美さん(43)が入った。成田さんは「4度出場した当事者として、パラリンピックで感じたことをどんどん発言していきたい。心のバリアフリーが進むように取り組みたい」と話した。