<テニス:ソニー・オープン>◇25日(日本時間26日)◇米フロリダ州マイアミ

 世界21位の錦織圭(24=日清食品)が、大逆転の金星で8強入りだ!

 同4位のダビド・フェレール(31=スペイン)に、4本のマッチポイントをはね返し、3時間5分の死闘の末に、7-6、2-6、7-6で勝ち、準々決勝では元世界王者で同5位のフェデラー(スイス)と対戦する。

 錦織は最終セットのタイブレークで4-1と先行した。しかし、追いつかれ、5-6で最初のマッチポイントを握られた。その後も、3度のマッチポイントを握られたが、すべて逃れ、10-9で訪れた自らの最初のマッチポイントを見事に奪い取った。「接戦を勝てて本当にうれしい」。

 錦織が世界のトップ5に勝ったのは、昨年の5月にマドリードオープン3回戦で、当時2位のフェデラーに勝って以来5回目。日本男子としては7回目の快挙。また、4大大会に次ぐマスターズ大会でベスト8入りは、やはり同じマドリードオープンに続いて2回目となった。