<テニス:ウィンブルドン選手権>◇第4日◇26日◇ロンドン郊外オールイングランド・クラブ◇男子シングルス2回戦

 日本のエースで世界12位の錦織圭(24=日清食品)が3年連続の3回戦進出だ。予選勝者で同136位のデニス・クドラ(米国)に6-3、6-2、6-1のわずか1時間28分でストレート勝ち。「100点満点」と、自ら納得の勝利だ。

 21歳と年下の相手に、第1セットは若干手こずった。しかし、要所を締めるプレーで6-3で先取。第2セットに入ると「プレーの幅も広がった」と、コートを左右、長短と使う技術で圧倒。予選勝者に実力の違いを見せつけた。

 錦織は小さい頃、テニスと並行してサッカーをやっていた。それだけにW杯の日本代表敗退は「皆さんと同様に、うなだれています」。ただ、「彼らが戦っていたのが刺激になって、新たなモチベーションになる」と、敗れた日本に代わり、テニスの聖地での快進撃を誓った。

 自身最高の4回戦進出をかけ、3回戦では同132位のボレリ(イタリア)と対戦する。