ソチ五輪の閉会式後に選手村で開かれた打ち上げパーティーの酒席で、フィギュアスケート男子の高橋大輔(関大大学院)にキスを強要したと報じられた参院議員で日本スケート連盟の橋本聖子会長(49)が1日、同連盟の理事会に出席した。騒動後、初めての公の場で、一連の報道に関して謝罪した。

 橋本会長の体は心労からやせ細っていた。「持病が全部出た」と7月下旬には入院。週刊誌報道のときは入院をしていたという。謝罪が遅れたことをわびた上で「スポーツ、スケート、フィギュアを支えるファンの方に、大変、ご迷惑をかけた。心からおわび申し上げます」と頭を下げた。

 理事会の冒頭では、会長職の辞任を申し出た。進退は理事会一任となったが、支持する声が圧倒的で続投が決まった。日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長(66)も、すでにJOCとして不問に付す方針を示しており、この日も「今後も職責をまっとうしてほしい」と話した。