昨日は東南アジアのマレーシアで戴冠を頂いた男が、今日は東京でファンの前で汗を流した。先月から今月にかけて開かれた男子テニスの全米オープンで準優勝した錦織圭(24=日清食品)が29日、凱旋(がいせん)試合となる楽天オープン(東京・有明)の練習コートに姿をみせた。

 前日28日に今季3勝目を飾ったマレーシア・オープンの決勝を終えたばかり。その日のうちに飛行機に飛び乗り、この日早朝に日本に到着した。予想外の登場に練習コートにはファンの人垣ができるなか、約1時間半にわたり精力的に体を動かした。

 また、マレーシア・オープンの優勝で、この日に発表された29日付最新世界ランキングで、先週の8位から一つ上がって7位となり、自己最高を更新。年間獲得ポイント上位8人が進めるATPツアー・ファイナル(11月・ロンドン)の順位では、進出圏内の6位につけている。