国際オリンピック委員会(IOC)は29日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)などと協力し、学校の体育や活動で若者にスポーツを促す新たなガイドライン(指針)を発表した。各国・地域の国内オリンピック委員会(NOC)を通して政府にも呼び掛ける。

 IOCは若者のスポーツ離れを危ぶみ、ロゲ前会長の発案で教育を主眼としたユース五輪を2010年に創設。バッハ会長は「スポーツは教育システムで重要な役割を担う。体育は健康な心身を育てる学校の活動で不可欠な部分になる」と述べた。