NFLのペイトリオッツが18日のアメリカン・カンファレンス決勝で使用した12個のボールのうち11個の空気圧が規定を下回っており、リーグが調査を進めているとスポーツ専門局ESPNが21日報じた。

 空気圧の低いボールは低気温や悪天候の試合で捕球しやすく、パス攻撃に有利と言われる。NFLでは各チームが攻撃に使用するボールを12個ずつ用意する。対戦相手コルツのボールは全て規定を満たしていた。試合はペイトリオッツが45-7で大勝し、スーパーボウルへの出場を決めた。

 同局によるとレギュラーシーズン中の昨年11月16日に両チームが対戦した際、コルツの守備選手がボールの異常に気付き球団職員に報告したことが調査の伏線にあるという。