3位までがロンドン五輪出場権を得るバレーボールW杯男子大会で、開幕3連敗で勝ち点1の10位と出遅れている日本の植田辰哉監督(47)は23日、セルビア、ポーランドと当たる24日からの2連戦に向けて「勝って(浮上への)きっかけをつかみたい」と巻き返しを誓った。

 チームはこの日、会場の大阪市中央体育館で約1時間、調整。積極性が足りない控え選手をコート上で叱責(しっせき)するなど厳しい姿勢のぞかせた植田監督は「3試合の負けを無駄にしないようにしたい」と述べ、ここまで要所で高いブロックに阻まれてきた攻撃面の修正を課題に挙げた。