男子テニスの錦織圭(19=ソニー)が、08年のATP(男子プロテニス協会)ツアーの最優秀新人賞に輝いた。ATPが25日(日本時間26日)発表した。日本男子としては、ツアーの最優秀受賞は史上初の快挙。錦織は「本当に誇りに思う。世界のトップになるために練習してきたことが認められてうれしい」とコメントした。

 新人賞のノミネートは、錦織を含んで5人。その中から「ツアー初優勝にトップ100の中で最年少選手。全米でも16強入り」が評価され、選手投票で錦織が選ばれた。過去の受賞者33人中、世界のトップ10入りしたのは約半数の16人。マッケンロー、チャン、ロディック(いずれも米)ナダル(スペイン)らスーパースターの名が並ぶ。錦織は右ひじの治療のため、6週間の休養を決めたばかり。この朗報が復活への大きな原動力になりそうだ。