2月のノルディックスキー世界選手権ジャンプ団体で銅メダルを獲得した伊東大貴(23)と、トリノ五輪代表の伊藤謙司郎(19)が、雪印入りすることが決まった。27日、雪印が発表した。4月1日付で入社し、北海道支店(営業管理グループ)に配属予定。31日に札幌市内で会見を行う。

 2人は所属していた土屋ホームを昨年限りで退社し、新たな所属先を探していた。1月からは札幌市内のスポーツ用品店サッポロスキッドに籍を置き、日立製作所の支援を受けながら活動を続けてきたが、ジャンプの低迷と不況の影響などもあり、数十社に打診したものの、受け入れる企業が決まらないでいた。

 雪印では今季、38歳の岡部孝信がW杯の後半戦から代表に返り咲き、11季ぶりに優勝した。岡部とともに98年長野五輪団体金メンバーだった斎藤浩哉監督、原田雅彦コーチらが指導に当たっている。今季、伊東は世界選手権で銅メダルを獲得したが、W杯では低迷。伊藤も国内で結果が出ず、世界選手権の2大会連続出場を逃したが、“最強軍団”の仲間入りを果たし、10年バンクーバー五輪を目指す。