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具志堅2世、井上10冠だ/総体ボクシング

全国制覇の石碑を前に優勝を誓う相模原青陵の井上(撮影・豊本亘)
全国制覇の石碑を前に優勝を誓う相模原青陵の井上(撮影・豊本亘)

 沖縄で初開催となる高校生スポーツの夏の祭典、全国高校総合体育大会(インターハイ)が28日、開幕した。全国から高校生トップアスリート約3万人が集い、29競技(登山は鹿児島、宮崎県境)で熱戦が繰り広げられる。ボクシングでは元WBA世界ジュニア(現ライト)フライ級王者の具志堅用高氏(55)が「近い将来の世界チャンプ」と太鼓判を押す相模原青陵(神奈川)・井上尚弥(2年)が29日からライトフライ級で登場し、高校4冠に挑む。高校最多タイトル6冠を塗り替え、10冠を目標に掲げる大物ボクサー。「具志堅2世」の活躍が注目される。

 井上が沖縄インターハイ出陣を前に、前人未到の偉業に意欲を見せた。ボクシングの高校生最多タイトル記録は、元WBCフェザー級王者の粟生隆寛(千葉・習志野出身)ら3人が達成した6冠。井上は「高校タイトルをすべて取って、8冠を達成したいですね。できれば全日本選手権も2回優勝し、10冠達成が高校時代の目標です」とキッパリ言ってのけた。

 開会式のこの日は軽めの調整を行い、29日の初戦に備えた。抽選の結果、1回戦からの出場となったが、井上は「実戦は多いほうがいい。ピッチが上がる。うまさより強さをアピールしたい」と余裕の表情を浮かべた。小学1年生時から二人三脚で練習を重ねてきた井上ジムの会長の父真吾氏は「いつも通り、より集中して臨んでくれれば」と自信を持って送り出す。

 高校4冠に挑戦する今大会は通過点だ。今年11月に初出場する全日本選手権に照準を合わせ、体力を強化している。「インターハイは勝って当たり前。今季は全日本優勝を目指しているから」。昨年は1年生ながらインターハイ、国体で優勝。今年も選抜を制し、あっさり高校3冠を手にした。今年4月の世界ユース選手権ではベスト16入りを果たすなど、高校世代では国内に敵なしの存在だ。

 具志堅用高氏が経営するジムでも練習したことがある井上に対し、具志堅氏は小学生時代からその素質にゾッコン。「小さいころから知っているけど、ボクシングに必要な要素をすべて持っている。もうバツグンだね。プロ選手にも負けないんじゃないかな」。日本最多の世界王者13度防衛を誇る沖縄の英雄が、同じ階級の17歳ボクサーに太鼓判を押した。具志堅氏は8月3日の決勝に合わせ、応援に訪れる予定。12年ロンドン五輪出場も視野に入れる具志堅2世が、沖縄の地で強さを見せつける。【豊本亘】

 [2010年7月29日8時53分 紙面から]


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高校総体







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