フィギュアスケート女子のバンクーバー五輪の金メダリストで、復帰戦となった世界選手権で2位に終わった金妍児(韓国)が2日、モスクワから帰国して仁川国際空港で会見し、来季もGPシリーズには出場しない意向を示した。韓国の聯合ニュースが伝えた。

 18年の冬季五輪平昌招致委員会の広報大使としての活動が7月まで続くことを理由にした。金妍児は「来季もシーズンの日程を全ては消化できない」と話した。安藤美姫に逆転された4月30日のフリーの演技前に足首に痛みを抱えていたことを明かし「ひどくはなかったので競技に支障はないと思って明かさなかった。話せば言い訳になってしまうから」と説明した。