関東大学ラグビー対抗戦の早大-明大戦は12月2日、東京・国立競技場で行われ、大学選手権を含め通算100回目の両校の対決となる。明大は29日、東京・世田谷区内で練習し、吉田義人監督(43)は「100回目というメモリアルに指揮が執れることに感謝するし、感慨深い」と話した。

 同時に選手には「100回目」について「言う必要はない。普段やっていることしかできない」と平常心を強調。前戦18日帝京大戦では相手SO中村に3トライを許して敗れたが、「課題が見えた価値ある敗戦」と防御面を修正した。「自信を失うことはない」と前向きにとらえている。

 早大の速い攻撃に対応することも含め、27日にはトップリーグのサントリーと合同練習。「日本一のスピードを体感できた」と手応えを得ていた。

 明大は現在5勝1敗で、12月1日に筑波大が帝京大を下し、早明戦に勝つと「3校同率」ながら14年ぶりの優勝となる。早明の過去99戦の通算成績は明大の42勝55敗2分け。

 ◆対抗戦の順位

 昨季から同じ勝敗数で並んだ場合は同順位に。大学選手権進出順位は、2校が並んだ場合は(1)当該対戦成績、今回3校が並んだ場合は(1)も並ぶため(2)総得失点差に持ち込まれる。現在の総得失点差は帝京大(+299)筑波大(+292)明大(+210)早大(+203)の順になっている。