ビーチバレーを大改革だ!

 日本バレーボール協会は18日、都内で8月に行われるビーチバレージャパン、全日本ビーチバレー女子選手権の概要を発表。同協会の羽牟裕一郎新会長は、「これから協会が主体になってビーチを盛り上げていく」と、改革に乗り出すことを明らかにした。

 今季から会長直轄のビーチバレー評議会を新設し、独立させた。約5000万円の年間予算も、インドアとは別枠にし、単独で使用できるように改変。強化では、12月に本場ブラジルのトレセンで代表候補の合宿を1カ月間組む予定だ。さらに3年後には世界ツアーの最高峰、グランドスラム大会の日本開催を狙う。

 「ビーチの妖精」浅尾美和の出現で08年頃から人気が沸騰したが、それとは裏腹に実力は急降下。女子は96年アトランタ5位、00年シドニー4位とつなげた五輪出場を、12年ロンドンで逃した。浅尾も12年末で引退し、人気は急降下。同会長は「特定の選手が脚光を浴びて人気が出たが、競技力がついてこなかった」と反省。今後は16年リオデジャネイロ五輪を目指せる選手の強化を第一に、改革を進める。