<競泳:W杯兼日本選手権>◇第1日◇28日◇東京辰巳国際水泳場◇短水路(25メートルプール)◇男女18種目決勝

 男子400メートル個人メドレーで、昨年世界選手権金メダリストの瀬戸大也(20=JSS毛呂山)が3分59秒91で優勝した。今年の国際大会ではライバル萩野公介(20)に勝てなかったことを反省。萩野は出ていなかったものの、前半から積極的なレースを展開し、納得いくタイムを出した。男子200メートルバタフライでも、1分49秒68と日本記録に0秒18に迫る好タイムで銀メダルを獲得した。

 瀬戸が今年の国際大会の反省を生かした。8月のパンパシ、9月のアジア大会では400メートル個人メドレーで萩野に連敗。前半から攻める自分のレースができなかったことが敗因の1つだった。「自分の中で限界をつくっていた。今日は前半から積極的にいけた」。200メートルバタフライでも日本記録に迫り「いきなり調子が上がってきた」と、萩野にリベンジするきっかけをつかんだ様子だった。