日本相撲協会の友綱審判部長(元関脇魁輝)は5日、6人の幕内や4人の十両など、野球賭博関与により名古屋場所(11日初日・愛知県体育館)を謹慎する力士の成績について、全休扱いにすることを明かした。このため、謹慎力士は9月の秋場所では大幅に番付が下がることになる。

 また、幕内の取組数について「目安は19番~20番を組みたい」とし、十両力士を普段より多めに幕内と対戦させるなどして、従来とほぼ同数を組む意向を示した。

 友綱審判部長は「今までにないような取組ができるんじゃないかな。(謹慎者多数で)幕下の人にとっては(十両昇進の)チャンスが広がると思う」と、異例の場所に向けて予想していた。