日本相撲協会の全般的な改革を目的に設立された「ガバナンス(統治)の整備に関する独立委員会」は16日、東京都内で第1回の会議を開く。

 独立委のメンバーは、賭博問題を調査する特別調査委員会の推薦を受けて10日の臨時理事会で決まり、奥島孝康・日本高野連会長や外食や介護などの事業を展開するワタミの渡辺美樹会長ら、外部有識者11人が入った。16日は委員長選出や、議決権のないオブザーバーとして参加する親方の人選などが行われる予定。

 独立委は相撲協会に対して、反社会的勢力の排除をはじめとする危機管理や協会の経営管理など、組織統治についての提言を行っていく。

 これに先立って開催される特別調査委では、14日発売の週刊新潮に野球賭博への関与疑惑を報じられた佐ノ山親方(元大関千代大海)への、調査結果が報告される。